辛子明太子 ゴハンのおかず 酒の肴

明太子の由来と辛子明太子の誕生

明太子はスケトウダラの卵巣の事です。

明太子(めんたいこ)の語源は韓国語またはロシア語と聞きます。

ロシアではスケトウダラの事をミンダイといいますが、韓国ではスケトウダラの事を明太(ミョンテ)といいます。

この明太(ミョンテ)を日本人が明太(メンタイ)と呼び

その子だから明太子と言われるようになったのです。

名づけ親はフクヤ創業者の川原俊夫さんです。

川原さんが、この明太子の持つ味を追求しつづけてやっとたどりついた味が辛子明太子なのです。

辛子明太子をつくるにあたりかなりの苦闘がありました。

素材選択は第一に厳しいものだったといえるでしょう。そして塩加減、風味、アクセント。このアクセントこそピリピリの唐辛子だったのです。

辛子明太子のつくり方の工夫

現在たくさんの辛子明太子の製造会社があり、辛子明太子をつくる工程はさまざまです。

簡単に説明しますと、明太子の母体であるスケトウダラからはじまります。

現在アラスカ、カムチャッカといった場所で上等のスケトウダラが水揚げされ、現地にて原卵を選びます。

次に塩漬けし、たらこにします。そして調味料に漬け込みし、熟成させる。以上が簡単な工程です。

辛子明太子をつくるうえで工夫をこらしているのが、たらこになった後の漬け込みの調味料です。

各社それぞれ企業秘密といったところですが、例をあげると、日本酒を使うところ、焼酎を使うところ、ワインを使うところ。その他みりんや柚子や昆布を隠し味に使用するといった具合です。

もちろん辛子明太子には唐辛子は重要です。唐辛子に関しては辛さの比重が左右されます。

日本の唐辛子を使うところもあれば外来種を使うところもあります。

よく料理番組で使われる言葉で言うと秘伝のたれといったところでしょうか。

食べる方の事を考えて辛からず、甘からずちょうどよい辛さ。

子供から大人まで好まれる辛さにするのか、それとも辛子明太子だから辛くなければしょうがないとするのか。

いずれにしても、たらこの持つ甘みとプチプチした食感を生かすように工夫しているはずです。

私が思う辛子明太子とたらこ

私が辛子明太子を食べるようになったのは成人になってからです。

それまでは、たらこしか食べた事がなかったのです。たらこと言っても塩漬けした生たらこです。

理由は当時、父の職業柄北海道とかかわりがあり、よく買ってきてくれたのです。

家では生たらこを大根おろしに醤油をたらし食べていました。これが実においしかったのです。

その後ある店で辛子明太子を初めて食べました。やはり唐辛子のピリピリ感がとても印象てきでした。

私はお酒が大好きで、辛子明太子も生たらこもどちらもお酒の肴に最高でした。

とくに辛子明太子は塩辛感覚で食べられると正直思いました。

今、辛子明太子は和食、洋食、中華どこでも活躍しています。

しかし私はやはり火を通さない生の明太子が一番すきです。

ただ一つ辛子明太子と生たらこの違いがあるとすればゴハンとの相性です。

もちろんたらこは焼けば、おにぎりの具のベスト3に入るはずです。

私のまわりではごはんと明太子の組み合わせを好む人が沢山います。それは辛さと甘さが絶妙にゴハンにあうからでしょう。

辛子明太子はお酒の肴にもゴハンのオカズにもどちらにもあうのです。たらの身も好きですがやはりあのピンクの卵は最高の食材です。

近年の明太子事情

近年、明太子の母体となるスケトウダラの漁獲量が減っていると聞きます。12年前と比べると4分の1程度になっています。

要因は200海里問題や魚の減少などがあげられます。結局、輸入にたよる日本になってしまいました。

辛子明太子のもとである卵巣までもが輸入製品なのです。日本近海でとれるものはすくなくなってきました。漁獲時期はやはり厳寒期です。

一年に一度しかないのです。しかし最近は冷凍技術及び解凍技術が発達して輸入物でもほとんど状態が変わらなくなってきています。

辛子明太子も年中、手に入ります。辛子明太子好きにはなんとも言いがたいのが現状です。

価格はおよそ400グラムで5000円程度ですがなかには激安商品もあるようです。

最近はインターネットで食材を簡単に注文できるようになり大変便利になりました。福岡から遠くても近くでも旨い辛子明太子が手に入ります。